借景の部屋 #2

借景の部屋 #2

<K200D + DA18-55mmF3.5-5.6AL II Kyoto Oh-hara Housen-in 2008.07>

「こちらの方の中庭もね、ほら、こちらから見ていただいたら額縁の絵のように見えるでしょう・・・」と
説明のおばちゃんが言っています。額縁、額縁・・・何だか牢屋の格子みたいです。

どうやらこの「宝泉院」の人は「額縁風景」に相当傾倒されているようで、どうしても額縁に見せたい
ようです。中庭は中庭でいいのにねぇ。
まあ、それを聞いていた観光客のおばちゃんも「ほぉ~~~っ」って感心していましたから、ま、いいか!?

で、説明のおばちゃんは、
「この中庭には花を咲かせては1日でそれを散らせる沙羅の木があるんですよ。東林院さんのは
沙羅双樹ですけれど、ここのは双樹にわかれていないので、沙羅なんですよ」と・・・。
それを聞いた観光客のおばちゃんは、「どれが沙羅双樹なんですか?あの白い花ですか?」
再び説明のおばちゃん。
「いえ、二股に分かれていないので、うちのは沙羅なんですよ。あの白い花です。」
「ああ、あの白い花が沙羅双樹なんですか・・・」と再び観光客のおばちゃん...。

話を聞いていない!! 二股に分かれる沙羅が「沙羅双樹」で、ここのは分かれていないから「沙羅」
だって説明のおばちゃんが何度も言っているのに・・・。恐らく「沙羅双樹」で1セットなんでしょうね、
観光客のおばちゃんには・・・。 まあ最後には観光客のおばちゃんも納得したような・・・風に見えた
ことにしておきましょう。

あ、因みに、「東林院さん」とは、先日沙羅双樹を見に出かけて、がっかりさせられた『妙心寺東林院』
のことです。でも、こちらの方はしっかりと見ごたえありましたよ。「双樹」じゃないですけれど。

どうも、「双樹」になるとそれだけでお客さんを呼べるらしくって、説明のおばちゃんはどうもそれが悔しい
みたいです。「東林院さんは双樹で有名ですからねぇ~~」とちょっと歯に物が挟まったような言い方、
してましたから...。  ここにも『京都人』、発見です。


で、実際「双樹」でない「沙羅」の花がポトポト落ちていた中庭はこんな感じです。ああ~、無常~~。
え?小さすぎて良くわからない?? う~~ん、これ以上のアップは・・・今日は無しです、ハイ。


借景の部屋 #2

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